『”ひとり出版社”という働き方』を読みました

『”ひとり出版社”という働き方』

西山雅子編『増補改訂版 ”ひとり出版社”という働き方』(河出書房新社, 2021)

先般、『ひとり出版入門』という本を紹介しましたが、こちらは実際に一人で、出版社を経営されている方々に取材した本です。(といっても厳密には一人ではない出版社もありますが、極少人数体制の出版社ということですね)

こんなあり方、こんな働き方、こんな生き方があるってのが十人十色で、とても楽しめ、とても勇気づけられました。

例えば、土曜社の豊田剛さんは、「『出版社かくあるべし』とされていること、『出版とはこうだ』と思いこんできたことを、ドシドシ『やめてみよう』という意識があります」(p.39.)と語っています。

何も逆張りすればいいというのではないですが、固定観念に汲々とすることもない。

一方で、甘くない現実の話も多々あり、身に沁みました。

その他、取り上げられている出版社。小さい書房、港の人、ミシマ社、赤々舎、サウダージ・ブックス、ゆめある舎、ミルブックス、タバブックス。

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